ファースト電子開発株式会社 | |
産業経済省 2013ものづくり白書 コラムで ファースト電子開発が 紹介されました http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/ mono/2013/index.html |
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第1章 第4節 160ページ です 産業集積地において「開発型メーカー」として存在を示す・ファースト電子開発 弊社掲載ページ monozukuriHakusyo.pdf http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/ mono/2013/pdf/honbun01_04_04.pdf |
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第1節 テーマ「日本の強みとしての産業集積」
産業集積地域において「開発型メーカー」として存在感を示す・・・・ |
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東京都板橋区に事業所を構えるファースト電子開発(株)は、自社ブランドの無線応用機器、電子応用機器、マイコン制御機器、ICタグシステムなどの開発から製造まで一貫して手掛けるメーカーである。同社は異業種交流や産学共同研究・開発事業にも積極的に取り組み、多数の実績を挙げている。 板橋区、北区の城北地域は、印刷関連業、光学機器製造業、精密機器製造業などが多数集積している。同地域内において優れた技術を有する企業が集まる研究会には、同社も参画している。 地域内で培われた信頼関係は、技術ノウハウにまで踏み込んだ情報交換を可能としており、単なる企業交流では得られない、産業集積地域であるからこその強みであるといえる。 同社の強みは、開発・設計から製造までを一貫して手がける、いわゆる「開発型メーカー」であることだ。提供された図面通りの製品をつくる、いわゆる「製品型メーカー」が日本の中小製造業の典型と言われる中で、同社は特徴的な存在である。同社が参画した異業種交流が、その他多くの事例のように単なる「懇親会」と成り果てず、実績をあげてきた背景には、「開発型メーカー」としての同社の存在が大きい。 すなわち、「製品型メーカー」の優れたものづくり力を、「開発型メーカー」である同社が船頭となって活かすことにより、全体として最大効果を発揮するのである。 また、同社は創業以来、1名の担当者が開発・設計から製作まで一貫して行うスタイルを取っていることも大きな強みである。1名の担当者が一貫して全工程に対応することで、工程ごとの担当者間でのすり合わせは不要となり、短納期のものづくりを可能にしている。多くの企業において効率性を重視し、担当ごとに技術者の専門技術を細分する傾向にある中で、全行程に一貫して対応できる技術者の存在は、同社にとって貴重かつ重要な戦力であると言える。 日本の中小企業には、こうした「開発型メーカー」が少ないのが現状である。産業集積地域が単なる技術の集積にとどまらず、一体となって優れた成果をあげていくためには、同社のような中核的役割を果たす存在が不可欠といえる。 |
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